カンサワンドの歴史
カンサワンド(Kansa Wand)は、インド生命の科学 アーユルヴェーダにおいて、インドの数千年前の青銅器時代に生まれたツールです。
『アーユルヴェーダのカッサ』とも言われており、その歴史はカッサ(gua sha)や翡翠ローラー (jade roller) よりも古いと言われています。
「カンサ」はサンスクリット語で「金属」の意味。
先端が神聖な青銅(錫と銅の合金、ブロンズとも呼ばれる)で出来たカンサワンドは、インドでは「ヒーリングメタル」、またチベットのゴングが同じ材料で作られているため「ベルメタル」とも呼ばれます。寺院や教会では鐘やシンバルを作るために使用され、日本では神具の高級鏡「神鏡」として古代から作られています。
手持ちの木の部分は、シーシャムウッド(インディアンローズウッド、又は紫檀とも呼ばれる)でできています。
この木は耐久性とほのかな良い香りがあり、高級家具の材料としても人気です。
「銅」は熱伝導性が良く、殺菌作用が強いことが知られており、食器として使われています。
「錫(スズ)」においても、酸化しにくく、錆びにくいという特徴があり、抗菌作用があることが知られています。
また、錫は水を浄化するとされ、井戸の底に錫を沈めたり、生花を長持ちさせる効果があると言われています。
このカンサワンドの青銅(銅と錫)のユニークな点は、海外では「pHのバランスをとる」と言われているところです。
古代インドでも、人々はカンサのコップで水を飲んだり、カンサプレートで食事をしていました。
そして、カンサを皮膚に直接使用することによって、信じられないほどの健康上の利点を見出されたのです。
こうしてカンサワンドが、インドから世界中のサロンや家庭に登場しました。
近年はインドだけでなく、欧米でもビューティーツールとして大人気です。
カンサワンドの魅力
〈 内なる癒しを得、本来の健康的な輝きを引き出す古代からの美容ツール 〉
アーユルヴェーダでは、体と心は切り離せないものであり、心が乱れると体も調子を崩すと考えられます。心と体のバランスをとるためのケアの一つとしてカンサワンドが役立ちます。
数千年前から鐘や食器として使われてきた青銅(錫と銅の合金)であるカンサワンドは、マッサージに使用することでストレスを軽減し、緩和するのに役立ちます。手で行うよりも、優しく滑らかに肌を滑り、最初は少し冷んやりと、そしてすぐに少しずつ温かくトロンと感触になります。
また、筋肉の緊張を緩め、リンパの流れを促進し、老廃物を排出しやすくします。そして、肌のツヤを蘇らせます。
また、身体の神経終末に接続されているマルマ(インドのツボ)に働きかけることで、エネルギーポイントを活性化します。
アーユルヴェーダのエネルギーである、ドーシャ(ヴァータ、ピッタ、カパ)のバランスを取り、チャクラを調整するのにも役立つと言われます。
- 現代的な考えの推定では、カンサワンドの銅の性質と、角質をカンサワンドで擦ることにより、体の内部に蓄積され、鬱滞した電磁波の流れに影響して、うまく清流させると考えられます。そのことから、使用中に肌にグレーがかった色が生じることがまれにありますが、ご心配ありません。その部分を柔らかい布や紙で拭き取ることで直ぐに色が落ちます。
<朝に使用すると>顔や頭、目元もスッキリとしてはつらつとした一日のスタートがきれるでしょう!
<仕事中や家事の途中で使用すると>頑張っている表情を和らげ、気持ちをポジティブにして、引き続き自分らしくいられるでしょう!
<夜に使用すると>日中に顔の筋肉に溜まったストレスや緊張がほぐされて、リラックスして睡眠の質が向上するでしょう。
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カンサワンドは、有害な化学物質や溶剤を含まないため安全なツールですが、金属アレルギーのある方は、肌に直接カンサワンドを触れずに、薄く柔らかい布の上から、カンサワンドをお使いください。問題なくカンサワンドの心地よさを味わっていただくことができます。様々な使用方法は、動画でご覧ください。
*カンサワンドの使い方(顔〜からだ)はスクール(動画など)で学ぶことができます。こちらをご覧ください。
*直接ご体感されたい場合は「体感ルーム」へお越し下さい。